円上伸、121円挟み＝米株安で〔NY外為〕（7日）

円上伸、121円挟み＝米株安で〔NY外為〕（7日）
6月8日6時31分配信 時事通信

　【ニューヨーク7日時事】7日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、世界的なインフレ懸念の高まりから欧米の株価が急落したのを眺めて、上伸した。午後5時現在は、1ドル＝120円93銭―121円03銭で、前日同時刻（121円03―13銭）比10銭の円高・ドル安。
　朝方発表された米新規失業保険申請件数は前週比減少し、堅調な雇用環境を裏付けた。減速傾向にあった米景気が再加速の兆しを見せていることから、利下げ期待が大幅に後退。米金利の急上昇を嫌気して米株価は大幅続落となった。
　市場筋は「米国に限らず世界的な株安を眺めて、（低金利の円を借りてリスク資産に投資する）『円キャリー取引』の解消が進むとの思惑が強まった」（邦銀）と指摘。このため、円は対主要通貨で軒並み買われる展開になった。
　同日は、ドイツ・ハイリゲンダムでの主要国首脳会議（サミット）の本格協議がスタート。それに合わせたかのように北朝鮮が短距離ミサイルを発射したが、相場への影響は限定的だった。

ヤフーニュースより　抜粋

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